ダイエットをしていても、必要となる食事。
よく見たり、聞いたりするからこそ「食べる順番」を気にする方は多いです。
ベジタブルファースト、ベジファーストとも呼ばれ、実践している方も多いと思います。
ですが、最近のトレンドではその順番が変わってきています。
野菜も肉も糖質は後でと言うのは変わらないのですが、真逆とも言える変化。
信じて実行していた私たちにとっては、「どっちだよ!」という気持ちになってしまいます。
実際にはどちらも同じ目的があってのことなのですが、導かれることが1つ。
順番で影響することが無いとはは言わなくても、その差は劇的なものではないということ。
私たちがダイエットのための食事を気にするのであれば、断然に食べる量が重要です。
野菜が肉がそれぞれファーストと呼ばれることに加えて、食べる量こそ気にすべき理由を解説していきます。
なんで野菜や肉がファーストと呼ばれるの?
野菜、肉それぞれのファーストを呼ばれる理由として共通するのは「血糖値」。
飲み物や食べ物を口にすることで、上がるのは多くの方がご存じではないでしょうか。
その中でそれぞれどういう目的であるかは、以下通り。
【野菜ファースト】
- 食物繊維で糖の吸収を抑制し、血糖値上昇を穏やかに
- 噛む回数が増えることで、満腹中枢を刺激しやすくする
【ミートファースト】
- 脂質、たんぱく質先に食べることで、インクレチンが分泌
- 消化ホルモンの働きで、血糖値の上昇を抑制する
- 満腹感も得られやすい
目的は血糖値と満腹感ですから、結果として目指していることは、どちらも同じと言えます。
また、聞く人によっては突如として現れたように感じてしまうミートファースト。
その目的の消化ホルモン「インクレチン」は、製薬として糖尿病治療にも利用されています。
ですから、突如発生してきた食べ方というものでもありません。
加えてトレンドによって順番が変わってしまうというのは、明確な優位性はないということ。
冒頭でも記述しましたが、気にするべきは量であることが分かります。
順番として糖質をなるべく後にすれば、野菜も肉もどちらでも好きに食べてしまいましょう。
その理由は、量にはあっても、順番で劇的な差異は発生しないからです。
ファーストに似ていること
野菜、肉のファーストと呼ばれることに、近いものが最近よく耳にするようになりました。
糖質であるお米を、冷えた状態で食べるということ。
- 冷えることでレジスタントスターチが発生
- 食物繊維のような働きをする
- 温かい状態よりもカロリーが軽減する
米は私たちの主食であるのに、ダイエットの目の敵にされることが多い糖質。
一見は夢のようなことにも思えますが、実際はそうではありません。
結果的に量を温かい状態よりも食べてしまったら、その意味は無くなるどころかマイナス。
甘い飲み物が温かいよりも、圧倒的に冷たい方が量を欲するとう事実。
なぜラーメンよりもつけ麺の方が量が多いのか考えれば、温度の差が大きいのが分かるのでないでしょうか。
満足度が負けてしまう小さな利点は、我慢と隣合わせです。
食べる順番よりも量 あとがき
よく言われる、耳にするからこそ、多くの人が実践する「食べる順番」。
ですが、野菜、ミートと言われることが変わるように、その差は明確にはないもの。
私たちが気にするべきは、順番よりも圧倒的に量です。
順番を気にして食べるのは、食事が楽しくはなくなる大きな理由の1つ。
ストレスになることで、食事制限、ダイエットが断念することにもつながってしまいます。
よく言われるからと言って、劇的な効果は期待できないのは、ダイエットでよくあること。
知識として聞くと頭でっかちになったりしますが、気にする必要がないことも多々あります。
仕組みとして変わらないことから攻める、重要視することが大切です。
以上が『ダイエットための食事は、順番よりも圧倒的に食べる量が関係する』でした。