肥満大国アメリカで、劇的効果が期待できる抗肥満薬をFDAが承認!

その見た目だけでなく、様々な問題を引き起こす原因の「肥満」。

だからこそ老若男女関係なく、ダイエットに興味を持つ方多くもなるもの。

ただし、同じ痩せたい! であっても人それぞれで状況が異なります。

  • 痩せられたらいい
  • 痩せる必要がある

できらたいいなの思いと、しなければいけないでは、大きく意味合いが異なります。

日本でも悩む方も多いですが、肥満大国と言えば思い浮かぶのはアメリカ。

その基準も日本より緩くあるのに成人の約42%が肥満と、とんでもない状態。

その問題を解決すべく、デンマークに本社をおくノボノルディスクが開発したのが「Wegovy」。

いわゆる抗肥満薬で、21年6月4日にアメリカ食品医薬品局(FDA)に承認されたことが発表されました。

私たちの通常のダイエットには不要ですが、大きな変化ももたらす可能性があるのものですので、解説をしていきます。

承認を受けるための検証

アメリカ食品医薬品局(FDA)に承認を受けるために、以下の臨床試験が行われています。

【臨床試験プログラム】

  • 参加人数:約4500人
  • 対象者:BMI30の肥満、BMI27以上の過体重の成人
  • 分類:Wegovy(2.4mg)週1で注射投与と、プラセボ
  • 期間:68週(476日)
  • その他:カロリーを減らした食事と身体活動

※プラセボ = 有効成分を含まない薬

結果的にプラセボのグループは、通常のダイエットを行ったという形。

その内容も特に指定がないですから、食事と運動はその人なりに頑張りましたと言う形。

また、BMI30というのは、155cmで72kg。170cmで87kgとパット見で分かる肥満。

このことから多くの肥満の方と、期間を要しての臨床試験だということが分かります。

検証結果

68週(1年3カ月)を超える長期での検証が行われた結果は以下の通り。

【臨床試験プログラム】

  • Wegovy投与:平均14.9%の減量
  • プラセボ:平均2.4%の減量
  • Wegovy投与:83.5%の患者が5%以上体重減少
  • プラセボ:体重減少は31.1%

その差は数値として見ただけでも歴然。

過半数以上の多くの方に効果が見られただけでなく、減量幅もかなり多め!

アメリカ食品医薬品局(FDA)には個別の詳細データが提供されているでしょうから、承認されるというのも納得です。

ただし、利用者の中には副作用が発生した方がいたことも公開されています。

その症状とは「吐き気、下痢、嘔吐、便秘、腹痛」。

参加人数が約となっているのは、副作用を含め途中で断念した方がいるからでした。

薬ですから少なからず副作用は付きものですが、その効果には目を見張るものがあります。

ぜつびん
プラセボの方も方もかなり頑張った中、大きな差が発生

開発会社ノボノルディスクとは?

冒頭にも記述しましたが、ノボノルディスクはデンマークに本社をおく会社。

1989年にノボ インダストリ社とノルディスク ゲントフテ社が統合してできた会社ですが、元をたどると1923年に設立された老舗。

【主に行ってきた領域】

  • 糖尿病
  • 成長ホルモン
  • 血友病

今までに行ってきた領域から見ても、「Wegovy」は開発するべきだったことが伺えます。

またデンマークというとマーメイド(人魚姫)の像がイメージの遠い国という方も多いと思いますが、日本法人もあります。

それは医薬品事業として、ノボノルディスクファーマ株式会社。

肥満が問題になっているのは日本も同様。

アメリカの結果次第では思いの他に早く厚生労働省でも認可され、日本でも導入される抗肥満薬になるかもしれません。

「Wegovy」は承認を受けたことから、アメリカでは21年6月下旬にも販売開始予定となっています。

Wegovyの効果となっていること

臨床試験のデータからは、痩せ薬にも見える「Wegovy」。

ですが、ちゃんと発表しているデータを見ると、決してそうではありません。

消費カロリー > 摂取カロリー

誰もが知っているダイエットのセオリーは変わってはいないんです。

では、何が投与によって変わっているのか。

少ない量での満腹感と、発生する食欲

その結果として飲む、食べる量が減るからこそ、摂取カロリーが減る。

加えて運動をすることも検証内容に入っていますから、消費カロリーが増えた状態。

このことがダイエットのセオリー通り、痩せることができたというわけ。

満腹感の維持、食欲を抑えるのは大きいですが、決して痩せ薬ではありませんでした。

その上で週1の摂取での効果と見ると、今までに例を見ない抗肥満薬だということです。

発売後に検証通り、もしくはそれ以上の結果となると、ノボノルディスクの株価がすごいことになるのは想像に難しくありません。

Wegovyがなくてもできること

肥満の方がよく発する言葉「そんなに食べていないのに太る」。

病気による症候性肥満の場合も稀にありますが、その多くは単純性肥満(食べ過ぎ)。

食べたことを覚えていないだけで、実際は必要量以上口にしているからこその結果です。

  • 代謝性食欲:お腹が空いた
  • 認知性食欲:そこに食べ物があるから

代謝性食欲は食べる必要がありますから、いかに認知性食欲を減らすがかが鍵。

これは食べた物を記録する、すぐ食べられる物を備蓄しないことで大きな変化の対応ができます。

今すぐにはない「Wegovy」という薬の力に頼らなくても、今日からでも変えられますよ。

ぜつびん
食べすぎてしまうのは、そこにすぐ食べられる物を備蓄するから

抗肥満薬 あとがき

抗肥満薬 あとがき

抗肥満薬というと、決して「Wegovy」が初めての物ではありません。

今までにもサノレックス、ゼニカルなどが開発され、国内外で利用されている方も多いです。

そのうちサノレックスは厚生労働省で認可されていますので、病院で処方してもらうことは可能。

では、それらと「Wegovy」とは何が異なるか?

効果を得られる期間結果

日本でも入手できるサノレックスは同様に食欲を抑えるものですが、服用期間は2カ月程度まで。

68週(1年3カ月)という長期で、大多数以上の被験者に大きな変化の結果が出たということに意味があります。

だからこそ人によって副作用があるというのは、サノレックス、ゼニカルも一緒でも、「Wegovy」に期待する方は多いはず。

特に認可を受けたアメリカは肥満大国ですから、多くの方が利用することになるでしょう。

その結果として検証試験と同様、もしくはそれ以上のとなる可能性は想像に難しくありません。

ですが、検証の対象から分かる通り、「Wegovy」は痩せる必要がある方に必要とされるもの

私たちが通常にダイエットをする際には、全くなくても問題がないものです。

食事制限、運動をうまく組み合わせて、基本は薬に頼らないダイエットを目指しましょう!

 

以上が『肥満大国アメリカで、劇的効果が期待できる抗肥満薬をFDAが承認!』でした。