健康目的はもちろん、美容目的にで痩せたい! という方は多いです。
必要以上に太ってしまうと糖尿病を始めとする成人病のリスクも上がりますし、見た目も健康的には見えないですよね。見た目も各々で好みはあっても、必要以上に太りたい! という方は少ないです。
では、今よりも痩せるためにはどうすればいいのか知っていますか?
答えはかんたんですが、「摂取カロリー < 消費カロリー」になればいいわけです。これが逆になって摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、みなさんご存じの通り太ります。
ただし摂取カロリーと消費カロリーの関係は1日単位でどうこうというよりも、1週間、1カ月といったまとまった期間ので変化でない場合は、大きな体重変動は起こりません。
例えば体形が何年も変わらない人も毎日同じ消費カロリー、摂取カロリーでバランスが取れているなんてことはありませんよね。毎日のように変わるの普通で、変わらないことが逆に異常です。
これは体にはセットポイントという機能があり、慣れ親しんだ状態をキープしようとします。ちなみにダイエットで油断するとリバウンドするのは、このセットポイントが大きく関係しています。
ですから痩せるにはセットポイントを破るような消費カロリーの増加、太るには逆にセットポイントを破る摂取カロリーの増加がが必要だったというわけです。
セットポイントについてはまた別途紹介しますが、消費カロリーが摂取カロリーを継続的に上回った場合はどこから必要なカロリーを分解するのがあなたは知っていますか?
痩せる仕組み「摂取カロリー < 消費カロリー」と知っていても、不足分はどこから消費されるのかはあまりよく知らない! という方が多いのではないでしょうか?
ダイエットをして減って欲しいのは男女年齢関わらず体脂肪だと思いますが、実際はどうなんでしょうか? いざ考えてみると、気になるなという方も多いと思います。
そこで、消費カロリーが摂取カロリーを継続的に上回った時に、どんな痩せ方をしていくのかまとめてみました。気になる痩せ方の仕組みについて、続けてご覧ください。
不足するエネルギーはどこから賄われる
まず最初に消費カロリーよりも摂取カロリーが継続的に多い場合は、太ります。
「太る = 体の体積が増える」ですが、増えるのは体脂肪です。体脂肪が増えていくので見た目も大きくなりますし、体脂肪にはしまりもないので、見た目が崩れていきます。
逆に継続して消費カロリーが摂取カロリーを上回った場合は体内の組織を分解して賄う必要があります。この時に賄われるのは主に「体脂肪と筋肉」です。
摂取カロリーが継続的に上回った時に体脂肪が増えるのと同様に、消費カロリーが上回った時も体脂肪から減ってくれればよかったのですが、そうではありませんでした。
必要カロリーとして分解される組織は選べない
摂取カロリーよりも消費カロリーが継続的に上回ると、足りないエネルギー(カロリー)を体内の組織を分解します。これが痩せる仕組みですね。
ただし足りないエネルギーとなる体内の組織は選べませんので、減って欲しい体脂肪、残して欲しい筋肉と選べすにエネルギーとしてどちらも分解されていきます。
単純に食事のみのダイエット方法で痩せづらくなる、停滞期が長く続くようになるのは、体脂肪だけでなく、筋肉も同じように分解されているのも理由の1つです。
筋肉が落ちることは基礎代謝が落ちる理由にもなり、消費カロリーが減ります。すなわち痩せづらくなるというわけです。
ダイエット中に運動をすることをオススメされるのは、消費カロリの増加。筋肉を付けて基礎代謝を上げるという意味もありますが、減ってしまう筋肉を補うという意味もありました。
体脂肪だけでなく筋肉も分解されるので、ダイエット中こそ運動が必要だったんですよ。
太っていても起こる飢餓状態
消費カロリーが摂取カロリーを継続的に上回った時が、痩せることにつながります。 減るのは脂肪だけであったらよかったのですが、体の仕組みですからしょうがないですね。
体の仕組み上ということですと、急激に消費カロリーが摂取カロリーを上回った場合、飢餓状態に入ります。飢餓状態に入ると体が本能で生命を守ろうと、痩せづらくなります。
この飢餓状態は痩せている方だけでなく、100キロオーバーの巨体と呼ばれるような方でも同じように入ります。体形の状態は関係ないということですね。
ですから、急激なダイエットはただツラいだけで痩せません。ダイエットは飢餓状態に入らないように、少しずつ継続的に消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが成功の秘訣でした。
1カ月で10キロなど極端な痩せ方(やつれ方)をしてしまうと、乾いたスポンジの様な状態で一気にリバウンドしますので、ダイエットに過剰な無理は禁物です。
「体脂肪を減らすには消費カロリーが摂取カロリーを上回ればいいは合っていますが、同時に筋肉も減る! 」 ということも理解して、ダイエットに励んでください。
筋肉を付けるというよりも、筋肉量をキープ、減った分を補うために、ダイエット中は運動が必須です。せっかく頑張って数値的には痩せても、ぷよぷよの体ではがっかりしていまいますよね。
食事だけでも数値的には痩せられますが、健康的できれいな引き締まりのある体であるために、運動は必ず行いましょう!
以上が『体脂肪を減らすにはカロリーの消費が摂取より多ければであってる?』でした。