ウォーキングでよく聞く言葉「1日10,000歩 (1万歩)」。
今はスマホ、Apple Watchなどスマートウォッチで歩数と計測してくれますが、思い他に困難な数字。
極力歩くことを意識する、またはジョギングを習慣にしているなどでない場合は届きません。
そもそもを言えば、この1日10,000歩に明確な根拠などはない数値。
【1日10,000歩の起源】
- 東京オリンピックが1964年(昭和39年)に開催
- 翌年1965年(昭和40年)に山佐時計計器から「万歩メーター(歩数計)」が発売
- 当時の厚労省(当時の厚生労働省)が1日1万歩の健康法を提唱されたのが始まり
※万歩計は山佐時計計器株式会社の登録商標で、一般的には歩数計
それでもめちゃくちゃキリのいい数字だからこそ、気になる歩数。
また、ちょっと頑張れば届きそうだからこそ、気になることがある数字でもあります。
特に歩くことは全身運動、かつ年齢を問わず行えることですから、やっぱり気になる部分。
そんな中というほどでもないですが、記事中でも画像で出しますが、私は月平均でも1日10,000歩をちょうど超えるレベル。
1日、2日ならなんとか届いても、月間までというと人を選ぶのは間違いありません。
ちょうど都合のよいサンプルとして、1日10,000歩を歩くと痩せられるのか解説していきます。
10,000歩ってどれくらいの距離
単に10,000歩と言っても、人ぞれぞれで身長も足の長さも異なるのもの。
だからこそ、以下のような違いが距離の差となって出てきます。
【歩数の目安:身長 x 0.45】
- 155cmの場合:155 x 0.45 x 10,000 = 6.975km (約7km)
- 175cmの場合:175 x 0.45 x 10,000 = 7,875 km(約7,9km)
身長が高い人ほど歩幅が大きくなるので、距離が伸びるというわけですね。
少ない歩数ならばまだしも、10,000歩となると大きな差が出てきます。
人によって差が出るこのことからも、明確な根拠ではないいうのが分かる部分です。
また、プラスして実際の距離を見ると、結構な大変だなとの想像がかんたんになります。
どの程度みんなは歩いている?
1日10,000歩は気になるところですが、多くの方は現在どの程度歩いているのか?
厚生労働省が調査したデータがありますので、確認してみましょう
全年齢平均値 | 男性(2,124人) | 女性(2,444人) |
1日の歩数 | 6,793歩 | 5,832歩 |
厚生労働省:令和元年年「国民健康・栄養調査」の結果 / 2.歩数の状況
上記は全年齢の平均値ですが、1日10,000歩には男女ともに遠いのが現状。
年齢別に見ても、男性が20代の8,301歩、女性50代の6,841歩が最高値でした。
1日2日であれば意識すれば届きそうですが、月平均となると少し難しいかもしれません。
ちなみに、現在厚生労働省「健康日本21 (第二次)」記述されている歩数の目標は以下の通り。
歩数の目標 | 男性 | 女性 |
20〜64歳 | 9,000歩 | 8,500歩 |
65歳以上 | 7,000歩 | 6,000歩 |
1日10,000歩は結構頑張りが必要ですが、これなら少しの意識の変化で届きそうなレベル。
まずは、この歩数を目指してみると、結果的に1日10,000歩に届くのではないでしょうか?
10,000歩で痩せられるのか?
私の記録ですが上記の画像の通り、月平均で10.000歩を越えています。
ですが、すごく歩くことをしているかというと、実際はそんなことはありません。
- 仕事は在宅
- 引きこもり大好き
- 出ざるしかない場合を除いて極力外に出ない
- 歩数を増やしているのは、完全にジョギング
私が月間平均でも10.000歩を超えるのは、運動記録で公開しているジョギングをしているから。
Apple Watchを基本付けているので実数に近いと思いますが、ジョギングをしない日は500歩に余裕で満たない日も…。
日による差が少し極端ではありますが、それでも届くのも10.000歩でもあります。
で、実際痩せられるの?
データとして当然ありますから、歩数のみでなく距離も証明として画像を見てください。
記述はしませんが、私は先述した例の175cmには到底届かない身長。
ジョギングであることで歩幅が広がるため、参考例と似たような距離になってます。
特に気はしていなかったですが、こうやって見てみると面白いですね
メインとなるのがウォーキング、ジョギングの差はあっても、気になるのは痩せるのかどうか?
体にかかる負荷の違いで消費カロリーの差は出てきますが、これは紛れもない事実。
実際、私はお菓子はなるべく控えていますが、特に食事制限は行っていません。
今は食事制限のメジャーと言える、糖質制限なんて逆に私には無理です。
加えて普段は普通盛りで食べ過ぎもしないですが、いわゆるチートデイは多め。
その際に食べる大好きなラーメン、甘いもの食べるタイミングを逃すと、意図はなくても体重が落ちてしまうのが現状です。
ただし、ウォーキングのみだと歩数は同様であっても、多少の違いは出てくると思います。
ですが、少なくとも太るのは困難になるのは、よく歩く人に太めの方が少ないのがその証明。
これが、10,000歩を平均で歩けたら痩せるのか? の回答です。
めちゃくちゃ現状が歩数的に遠いと難しいですが、近い方は少し増やしてみる価値はあります。
1万歩を歩くと痩せるのか? あとがき
きりのいい数字だからこそ、気になってしまう「1日10,000歩」。
ですが、冒頭で記述した通り、何か根拠があってできた歩数ではありません。
また、距離にすると結構ありますので、全世代の平均で届いていない数値でもあります。
だからこそより気になるのは、1日10,000歩を歩くと痩せるのか?
これが、何も膨張も低くも見積もっていない、気になる回答の答え。
どんな運動をしてもですが、食事量が多すぎると、それ相応です。
それでも大きな準備がいらずに、行える全身運動が歩く、走るということ。
最初は1日10,000歩に届かせるというのは、大変だと思います。
ですが、基本出歩かない私のような人でも、ジョギングが要因でも届いてしまう歩数。
1日10,000歩にこだわる必要はないですが、少しいつもより歩いてみよう! というのはよい選択肢です。
運動が苦手な方も、歩くことはできますから、1日100歩、200歩と増やしてみましょう。
1日2日ではちょっとしたことですが、積み重ねでダイエットのサポートになりますよ。
以上が『1日10,000歩 (1万歩)を歩くと、痩せられるの? その疑問に回答します』でした。