嗜好品の中でも多く人が楽しんで飲んでいる「コーヒー」。
デカフェと銘打っていない限り、カフェインが含まれているのはご存知の通りです。
※デカフェ = カフェインを取り除いた飲料
だからこそ、コーヒーについて多くの方たちが思っていること。
これは一見は正しいことように思えますが、その答えは間違い。
どういう理由によることなのか、サイエンスジャーナリスト ベンジャミン・プラケット氏が解説をしています。
英語の記事ですので要略と、その内容から考えれれることについてまとめてみました。
コーヒーについての勘違い
コーヒーを定期的に飲む人は、「骨粗鬆症」になるリスクが高い。
1980年代に複数の研究で、カフェインがカルシウム排出の増加につながる可能性があると示唆したことが広まった理由と考えられます。
こう示されるとなるほどとなるかもですが、これには別の研究によって続きがあります。
排出どうこうではなく、主となるカルシウムの摂取が少なる傾向があるから。
これがどういう意味を指すかと言えば、牛乳を飲まないからで、コーヒーが悪者ではありません。
カフェインのイメージだけが先行したということが、ここからも分かります。
別のイメージが先行した勘違い
また、イギリス アストン大学栄養士 デュアン・メラー氏。別の理論を解説しています。
WHO(世界保険機関)でも、妊娠中の女性にカフェイン摂取を控えることアドバイスしています。
妊婦さんによくないのだから、子供も同様と考えるのは自然の流れかもしれません。
ですが、ここで大きな間違い! 「コーヒーを飲むな! ではない」こと。
がぶ飲みなどせず、カフェインの摂取範囲内であれば、特に問題はありません。
「飲みすぎはよくない → 飲むな!」 に発展してしまっている、よろしくない例です。
勘違いだと知った上でしてはいけないこと
子供も妊婦さんも、コーヒーを飲んではいけないではありませんでした。
とはいえ通常の大人でも、許容量があるのがカフェイン。
小さな子供、妊婦さんには飲める量もも当然ながら変わってきます。
要は、カフェインが多く含まれる飲み方では、頻繁に飲んではいけないです。
また、逆にメリットとして記述されていたことが1つ。
コーヒーは大人の味なんて表現をしますが、飲めるようになることで野菜が食べられるようになる可能性があるということ。
大人になってコーヒーが飲めるようになり、子供のころに食べられなかった野菜が食べられるようになった方。
その味覚の変化はコーヒーがもたらしたものかもしれませんよ。
コーヒーの勘違いあとがき
多くの方が楽しんでいるのにも関わらず、悪者にされることも多い「コーヒー」。
実際には量を気をつけるべきであるのに、起こっていること。
本来は正しいとは言えない情報を、多くの方が当然のことだと信じてしまっているんです。
これはコーヒーに限らず、ネット社会となった現在多く起こっています。
- 1人、または1例がマジョリティー(大多数)の意見になっている
- 嘘なのに真実かのようになっている
- 衝撃的なタイトルのみだけで、経緯関係なく判断
情報が多いからこそ起こってしまうことですが、あまりよろしいことではありません。
便利ではあっても、特にネットは何が本当で、嘘なのか判断できないことも多いです。
真実か嘘は関係なく笑えることであればいいのですが、特に健康やダイエットとなると取り返しのつかなくなることもあります。
情報があります。信じますではなく、その他と比較してみたり、本当に信用していいのか確認してみる余裕は持ち合わせたいものです。
以上が『コーヒーは子供の成長を妨げない。そこから見えてくる勘違いとは?』でした。