新型コロナウイルスはなぜ、高齢者の重症リスクが高くなるのか?

感染の広がりが止まらない「新型コロナウイルス(COVID-19)」。

高齢者になるほど重症であったり、死亡リスクが高くなることが明らかになっています。

慢性疾患(まんせいしっかん)
発症して経過、治療も長期に及ぶ疾患の総称
理由としてあるのが、慢性疾患です。年齢が高くなれば、体にボロは誰でも出てくるもの。加齢による体の衰えが、ウイルスの感染による重症であったり、死亡リスクに影響となっていました。
現在までの症例をもとに、疾患、年齢によるリスクが変わってきているのかなど、オーストラリア ラ・トローブ大学准教授 ハッサン・バリー氏が解説しています。
高齢者の重症や死亡リスク。若い世代も甘くみるのは間違いという点について、ご覧ください。

年齢で高くなる死亡リスク

年齢別死亡リスク

グラフを見ると明らかですが50代で一気に死亡率が高くなり、80歳をこえると約15%の人が死亡するという、見逃すことができない死亡率になります。

逆に9歳未満の子供は症例が少ない、感染しても軽度であるため、死亡者はいません。ただし、現時点ではとの注意が付きます。若ければ感染による、死亡がないとはいえません。

  • 50代をこえると一気に死亡率が増加する
  • 80歳をこえると約15%の方が死亡
  • 若年層も率は少ないが死亡者がいる

世界保健機関(WHO)から注意が入りましたが、若年層も重症化、死亡者がいないわけでありません。症状が感染しても重くないとみる方がいますが、甘い考えは大きなリスクを生んでいます。

現在「新型コロナウイルス(COVID-19)」の特効薬がないことを忘れてはいけません。

ぜったの
若年層でも死亡する方は少なからずいる

疾患病状別による死亡率の違い

疾患病状別死亡率

特定の疾患のない方はある意味で当然ですが、死亡率が圧倒的に低くなります。逆に、疾患がある方は死亡率が高くなるのが一目瞭然です。

  • 疾患のありなしで死亡率が大きく上がる
  • 加齢で免疫が弱まることも脆弱性(ぜいじゃくせい)に
  • 加齢が進むほど多くの方が疾患を少なからず持っている

高齢者は疾患を持つ方が増えるため、必然的に高齢者の死亡率が高くなっていました。疾患が2つ、3つと複数あればあるほど死亡率は高くなます。免疫力の差も大きな差です。

ぜったの
疾患を持っていれば年齢による差がなくなり、リスクとなる

特に死亡率が高くなる慢性疾患

ニュース、メディアの報道により「新型コロナウイルス(COVID-19)」が、重症化した方たちが肺炎を引き起こす可能性が高いのはご存じの通りです。

だからこそ呼吸器疾患が一番の原因かというとそうではなく、死亡率が高いのは循環器疾患です。

  • 循環器疾患
    心臓病を引き起こすのではなく、重病、合併症になりやすい
  • 糖尿病
    血糖値の高さでウイルスが反映する理想的な環境である可能性

データ上で呼吸器疾患よりも死亡率が高い、循環器疾患と糖尿病。上記を見ていただければ分かるように、絶対的な理由は分かっていないというのが原状です。

それでもデータ上で呼吸器疾患よりも死亡率が高くなるという、怖さがあります。現在特定の特効薬がないのに加えて、不明点が多いのも「新型コロナウイルス(COVID-19)」の怖さです。

ぜったの
データ上の数値では分かっても、原状は明確な理由が分かっていないこともある

リスクを軽減するにはどうする?

年齢を問わず感染リスクを少しでも軽減するには、いくつか方法があります。

  • 建物の出入り時を含め、可能な限り手洗い、消毒をする
  • 支払時は電子マネーを利用する
  • 混雑している場所、時間を避けて行動する
  • 移動時に可能な限り車の窓を開けて換気をする
  • スマホなど、頻繁に触れる物の手入れをする

手洗いはもちろんのこと、換気で飛沫感染、触れる物を消毒、キレイにすることで接触感染を防ぐ行動が重要です。

ぜったの
手に触れるものは思いの他に汚染されている

特に注意が必要になる高齢者

高齢者は特に注意が必要

高齢者なるほど重症化、死亡率が高くなるのは、慢性疾患があるという理由がありました。

  • 循環器疾患
  • 糖尿病
  • 慢性呼吸器疾患
  • 高血圧
  • がん

上記のような疾患を持っている多くの方は、自分がどんな状況であるのか知っているはずです。感染しないように、飛沫感染、接触感染を防ぐ対策を可能な限り行ってください。

また、高齢者が慢性疾患を持っている人が多くなるためリスクが高くなるのは事実ですが、若年層も重症化、死亡しないというわけではありません。重症化、死亡する人はいます。

報道による症状が若年層は感染しても症状が軽いと甘くみて、後から後悔するのは遅いです。感染しても軽く行動してしまい、感染者を増やすということもあってはなりません。

高齢者の方はもちろん、世代に限らず感染しないための予防対策を十分にとってください。

以上が『新型コロナウイルスはなぜ、高齢者の重症リスクが高くなるのか?』でした。