食事量を減らすことが難しいのは、食事の記憶が影響していた

減らそうと思ってもなかなか減らせない「食事量」。

ダイエットをするには「消費カロリー > 摂取カロリー」である必要があると知っていても、なぜか食べちゃうんですよね。食べてから後悔するのは、ダイエットをする誰でもがある経験です。

分かっていても食べてしまったり、減らせない食事量。過食になることは肥満の主な原因になるため、科学者によって昔も今も多くの研究が行われています。

そんな中、ジョージア州立大学神経科学および心理学教授、神経科学研究所の副所長であるマリーズ・パレント氏の研究チームによって、新しい研究結果が発表されました。

今食べるかどうか、何を食べるのか、どれぐらいの量を食べるのかは、最近食べた食事の記憶が大きく影響するです。食べた記憶のありなしは、次の食事のタイミングや量に大きく影響します。

なぜ食べた記憶が次の食事に影響するのか、食事の記憶をコントロールするには具体的に何をすればいいのかを紹介していきます。ついつい食べすぎてしまう方は、続けてご覧ください。

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食欲をコントロールする

まず食欲には大きく分類すると2種類あります。

  • 代謝性食欲
  • 認知生食欲

おなかが空いたという代謝性食欲と、匂いや見たことにより起こる認知生食欲です。代謝性食欲は自然の摂理ですので問題はありません。気をつける必要があるのは、認知生食欲でした。

食事の記憶をコントロールするというのも、認知生食欲のコントロールです。

具体例をあげると「昨日は食べすぎてしまったから今日は食事を少なくしよう」というのは、食事の記憶での食事のコントロールをしている現象です。

逆にテレビを見ながらやゲームをしながらなどお菓子を食べると、食べた記憶すらないのにたくさん食べていることが少なくありません。これは食事の記憶がコントロールできていない結果です。

私たちが飲んだり食べたりするのは、体が欲している時だけではありません。食事の記憶をコントロールして、認知生食欲を抑えることが食事を減らすことが重要でした。

食事の記憶の検証実験

食事の記憶が次の食事に関係するかどうか、マリーズ・パレント氏の研究チームは、脳の中でも記憶に関係する海馬に注目。オプトジェネティクス(光遺伝学)を使った次の検証を行いました。

検証したのは「海馬を刺激して不活性化 = 食事の記憶を消す」ことでの次の食事の変化です。

  • 実験対象:ラット(実験動物の一種)
  • 海馬刺激:ありのグループと、なしのグループ
  • 刺激手順:食事前、食事中、食事後
  • 食事内容:げっ歯類の餌、砂糖溶液、サッカリンで甘味を付けた水

検証結果は、海馬を刺激して食事の記憶を消したグループは、次の食事をより早く欲して食べ、2倍の量を食べる結果となりました。食事を記憶していないと、食事量が増えるんです。

非カロリー甘味料であるサッカリンの食べる量が増えたのも、興味深い結果となりました。栄養価の高い食事、引カロリーに影響せず、食事の記憶がないことが食事に影響を与えるからです。

今までの研究でも高脂肪、過剰な砂糖を与えると、海馬の記憶が損なわれることが分かっています。海馬の記憶を残す = 食事の記憶があることは、次の食事量に影響するんです。

検証結果から分かったこと

今回の検証から、マリーズ・パレント氏は次の見解を行いました。

食事の記憶がない = 過食を引き起こし肥満を永続させる可能性がある」。

食事の記憶がないことは、必要ない食事を食べることになり、肥満の原因となっていたんです。今後は、「海馬に記憶を残す =  食事の記憶を残す」研究が行わていきます。

研究が進み、科学的に食事の記憶を残すことができるようになれば、食事の量が減る。食べすぎを減らし、肥満治療の有望な戦略になる可能性を秘めているんです。

現時点で科学的にできることはないですが、食事の記憶をすることが重要なのは変わりません。

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食事の記憶を制することは、食事量の制限につながる

あなたの食事の記憶をチェック

自分はできていると思っても、なかなか実際には難しい食事のコントロール。あなたが食事のコントロールをできているか、かんたんな食事の記憶をチェックしてみましょう。

  • 今日、飲んで食べたもの
  • 昨日、飲んで食べたもの
  • 一昨日、飲んで食べたもの

今日を含む3日間で全ての飲んだり食べたりしたものです。全てというのがポイントですよ。

3日間全てを覚えている人は、食事の記憶は全く問題がありません。その他の、昨日と今日は覚えている。今日しか覚えていない。今日も覚えていないという方は、危険信号です。

その理由はたった3日間であるのに思い出そうとして思い出せないことは、記憶から抜けてしまっているからです。食事の記憶から抜けてるので、余分に食べてしまう可能性を秘めています。

食事の記憶が影響するのは直近の数日ですので、3日間前後というのが重要なんですよ。

ぜったの
食事は毎日行うからこそ特別な食事を除き、多くの人は忘れてしまいます

食べた記憶 = 認知するクセをつけましょう

食べた記憶 = 認知するクセ

ついつい飲んだり食べすぎたりしてしまうのは、食べた記憶が大きく影響していました。

検証実験では記憶をコントロールする海馬と刺激することによって食事の記憶を消していましたが、数日の食事を覚えていないのは同様の状態です。刺激をせずとも忘れてしまうんです。

これから研究が進められていくので、食事の記憶をコントロールは自分自身で行う必要があります。食事の記憶が食事に影響することは分かっても、科学的にできる対策はまだ先のことです。

食事の記憶をコントロールする。難しいようですが、かんたんにできる方法があります。もっともかんたんな方法は、飲んだり食べたりしたものを記録するです。

頭で記憶しようとするのは困難でも、記録してしまえば見返すことができるので認知ができます。記録することはレコーディングダイエットというと、聞き覚えがあるのではないでしょうか?

記録をするというのは食事を認知することで、次の食事に影響を与えるんです。ついつい食べ過ぎてしまうという方は、食べた記憶を忘れることでの認知生食欲の食事が増えています。

すぐに食事の記憶をすることは難しくても、食事を記録をすることで認知ができるんです。食事を認知することは、次のようなメリットが生まれます。

  1. 食事した内容を認知する
  2. 認知することで食事量が減る
  3. 食べ過ぎて後悔することが減る
  4. 食事のストレスが減る
  5. 自然と食べすぎることがなくなる
  6. 食事をコントロールしやすい

食事を記憶することはシンプルですが、効果はとても大きいです。最初は記録をして食事を認知するクセをつけて、必要以上に食べて後悔することを減らして行きましょう。

 

以上が『食事量を減らすことが難しいのは、食事の記憶が影響していた』でした。