飛沫感染を防ぐために、2mでは移動が早くなるほど全く足りない!

「新型コロナウイルス(COVID-19)」感染予防のために広まってきた「ソーシャルディスタンス」。

濃厚接触を少しでも防ぐため、1m以上。可能であれば2m以上の距離を保ちましょうというもの。密閉、密集、密接の場面を少なくすることで、飛沫感染の予防につながります。

1m以上、可能であれば2mとは、くしゃみや、咳を考慮した距離。

この間隔ではウォーキング、ランニング、サイクリング時には足りないと、オランダ アイントホーフェン工科大学。ベルギー ルーヴェン・カトリック大学の研究チームが発表しています。

  • ウォーキング:4〜5m
  • ランニング、ゆっくりなサイクリング:10m
  • サイクリング:20m

移動することもありますが、大幅に必要な距離が増えました。運動のため、人の少ない時間、場所でウォーキング、ランニング、サイクリングをする方は、注意が必要です。

なぜこれほどまでに必要な間隔が増えるのか、研究発表をもとに紹介していきます。

飛沫感染予防には距離が必要

飛沫感染予防に必要な距離
出典:Gladiator lab

1m以上。可能であれば2m以上の距離を取る「ソーシャルディスタンス」。

多くの国で推奨されており、風が弱く移動していない場合は効果的です。人は常に停止しているわけではありませんので、研究者は飛沫のシミュレーションを行いました。

  • 呼吸、くしゃみ、咳をする
  • 粒子が空気中に残る
  • 残った粒子から飛沫する

発生した粒子は落下しますが、移動スピードによって飛沫する距離が異なってきます。落ちるまでに移動のスピードの早さから、受け止めてしまうということ。

  • ウォーキング:4〜5m
  • ランニング、ゆっくりなサイクリング:10m
  • サイクリング:20m

移動スピードの差が、距離の違いとなりました。

咳、くしゃみをすることでより多く粒子を広げるのはイメージ通りですが、呼吸するだけでも粒子を残します。だからこそ、距離を取ることが重要でした。

ぜったの
咳や、くしゃみをしている時だけ注意するのでは足りない

粒子が気流にのるスリップストリーム

距離だけでなく、移動することで発生する気流「スリップストリーム」。

この気流にのることは、粒子が飛沫しやすいこともシミュレーションで分かっています。

車を始め、レースではよく利用されるスリップストリーム。真後ろについて空気抵抗が少なくなるからこそ、リスクを高める原因になっていました。

  • 真後ろで移動しない
  • 距離を取る

スリップストリームを防ぐには、距離にプラスして、真後ろで移動しないことが重要です。日本人というと自然と整列しますが、移動時にはずらしを利用しましょう。

ぜったの
空気抵抗が減ることは粒子がのるということ

マスクの誤った使い方

飛沫感染を防ぐために重要な「マスク」。

私は基本在宅ですが、生活必需品の補充のため最小限の外出することがあります。その際に多く見かけるのが、マスクの使い方を誤っている方たちです。

  • 顔とマスクに隙間ができている
  • 鼻が出て口しか覆っていない
  • 鼻も口も覆わずに首にある
  • 咳をする時だけマスクをずらす

フィルター効果のないマスクでは粒子の小さなウイルスでは不十分というのもありますが、上記に上げたような方は、それ以前の問題です。

息が吸いづらいのも分かりますが、している意味がありません。マスクを含めてベタベタ触っているとも考えられるので、物についたウイルスを触っていた場合は接触感染のリスクも増えます。

ぜったの
形だけではなく、しっかりとした予防をする

移動時の距離は可能な限り離れる

可能な限り離れること

接触を可能な限り控える、距離を取るのは寂しさも感じます。ですが、今は感染者をこれ以上は拡大させないことが重要です。

ウイルスは単独では、移動も増殖もできません。終息が見えないからこそ不安ですが、今は行動を控えのと同時に、人との距離を取りましょう。

  • 停止時;1m。可能であれば2m
  • ウォーキング:4〜5m
  • ランニング、ゆっくりなサイクリング:10m
  • サイクリング:20m

今回のオランダ、ベルギーの大学共同の研究発表は、まだ査読を受けている段階。だたし、待っていると公開までに数カ月かかるため、発表にいたっています。

単純に考えて移動時が停止時と同じはありえませんので、距離を取ることは重要です。感染を減らすには、飛沫のリスクを減らすこと。距離を置いて損をすることはありません。

可能な限り今は間隔を取るようにしてください。また、マスクも正しく付け、しっかりと予防につなげましょう。

以上が『飛沫感染を防ぐために、2mでは移動が早くなるほど全く足りない!』でした。