素朴な疑問! 1日に10,000歩を歩くことは本当に必要なことですか?

体が動かせる状態であれば、性別年齢を問わずに行えるウォーキング。

しかも全身を使った運動ですので、まずするべき運動の1つです。何か特別な物を用意しなくてもできるのは、ウオーキングの大きなメリットです。

あなたは普段意識をしてウォーキングを行っていますか?

今はiPhone、Androidどちらのどちらのスマートフォンにも歩数計測の機能が付いているので、意識をしなくても何歩歩いているのかが分かるようになりました。

Apple Watchなどスマートウォッチを身に付けている方よりも精度は落ちますが、歩いている歩数の目安を知るには十分なものです。基本常に持ち歩くスマホならではですね。

ウォーキングというと、「1日10,000歩を歩きましょう! 」と聞いたことはありませんか? スマホなどで歩数を見ている方なら分かりますが、10,000歩はかなり高いハードルです。

よく聞いたり、見たりするとはいっても「1日10,000歩」歩くことは、本当に必要なことなのでしょうか?  なぜ1日10,000歩と言われて、本当に必要なのかどうなのか気になりますよね。

そこで、1日10,000歩を歩くことは本当に必要なのかなど、まとめてみました。

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10.000歩には何も根拠がない

まず、1日に10,000歩を歩くことに、何も根拠はありません

根拠がないのに、ほとんどの人が1日10,000歩を歩くのがいいという話を知っているのは、不思議ですよね。この10,000歩というのは、世界でも言われているのですが、日本が発祥です。

来年2020年に東京オリンピックが開催されますが、前回東京オリンピックが行われた1964年(昭和39年)まで、1日10,000歩の起源はさかのぼります。

オリンピックの翌年1965年(昭和40年)に山佐時計計器から「万歩メーター(歩数計)」が発売され、厚労省(当時の厚生労働省)が1日1万歩の健康法を提唱されたのが始まりだったんです。
※万歩計は山佐時計計器株式会社の登録商標で、一般的には歩数計

この時に1万歩という科学的根拠は、ないというから驚きですよね。

歩くことは全身運動で体にとてもいいことなのですが、10,000歩というのは誤りです。マーケティング目的で使われたというのが、本当のところです。

ちなみに10,000歩がどのくらいの距離になるかというと、次の通りです。

【歩数の目安:身長 x 0.45】

155cmの場合:155 x 0.45 x 10,000 = 6.975km (約7km)

175cmの場合:175 x 0.45 x 10,000 = 7,875 km(約7,9km)

歩数で見るよりも距離にすると、意識をしないと届くのが難しい距離なのが分かります。
※足の長さや歩幅に個人差があるので、あくまでも目安です

【10,000歩に似た他の誤った例】
よく聞く、20分運動を継続しないと脂肪は燃焼しないというのがありますよね。

これも1日20分の運動を実施するのを推奨していたのが、話がどんどんとずれていって、20分運動を継続しないと脂肪が燃焼しないというのが定着したんです。

実際は短時間の運動であっても脂肪は燃焼しますので、誤った内容です。誤った内容でも多くの人が知ることによって、本当のようになるというのは昔も今も同じなんですね。

ネットがない情報量が少ない時代は疑う術もなく、情報が固定されやすくなっていました。

ぜったの
歩くことは大切ですが、よくいわれる10,000歩は間違いです

実際は何歩くらい歩けばいいの?

10,000歩でなければ、どのくらいを目安に歩けばいいかは、次の検証が行われています。
健康を維持して長生きするための歩数は何歩なのか?
【検証試験】
検証対象:16,741人の高齢女性(アメリカ国籍)
平均年齢:72歳
調査方法:ウェラブル機器(身につける機器)を付けて歩数の計測
計測方法:1日辺りの歩数を7日間に渡って測定
計測期間:4年間
【検証結果】
  • 全体平均の歩数:5,499歩
  • 4年間に死亡した人数:504人
  • 7,500歩/日まで死亡率が減少した
  • 平均が約4,400歩/日の女性は、2,700歩/日に比べて、40%死亡率が低い
7,500歩でメリットが最大になり、歩数は死亡率の低下に関係している
4,400歩と2,700歩の差は1,700歩の歩数の差しかありませんが、40%も差が出てくるというのは見逃すことができない大きな差でした。
この調査では高齢の女性のみですが、歩くことがいかに大切なのかがわかる検証結果です。
今はAmazonなど通販、食事も従来の出前だけでなくUber Eats (ウーバーイーツ)があるおかげで、外出をする必要がないという方もいます。
ですが、歩くことは健康に直結しますので、外に出て歩くというのはとても大切でした。
ぜったの
1日の最低歩数は4,400歩をキープする

どの程度みんなは歩いているの?

1日10,000歩は誤ったものだといっても、日本で他の方がどの程度の歩数を歩いているか気になりますよね。

歩数の1日の平均は厚生労働省が調査をして発表しているデータがあるので、ご覧ください。

歩数の全体の平均値男性 (2,503人)女性 (2,877人)
1日の歩数(歩/日)6,8465,867

厚生労働省平成29年「国民健康・栄養調査」の結果 / 2.歩数の状況 

20歳以上の平均値ですので、年齢別によって歩数はまだ異なってきますが、もう少し歩く必要があるのがわかる結果です。

ここで、あなたのスマホの歩数計を確認して見てください。上記の平均値に届いていない場合は、歩く量が少ないといえますので、もう少し歩く努力をしてみましょう。

10,000歩では男女どちらも相当な意識をしないと届きませんが、7,500歩であれば男女ともに少し意識をすれば届く歩数ですよね。男性は1,000歩、女性は2,000歩プラスを目指しましょう。

ぜったの
10,000歩ではなく、7,500歩が歩数計の平均値になれば届かない歩数ではない

意識して無理のない範囲で歩きましょう

意識して無理のない範囲で歩きましょう

1日10.000歩を歩くことは必要なのかどうかまとめてみました。

自分の歩いている歩数を認識している方ほど、10,000歩は難しい歩数なのが分かります。意識をせずに10,000歩に届くのは、運動部の学生か、営業で日中よく歩く方ぐらいです。

ウォーキングをすることは誰にもオススメな運動ですが、高すぎる目標値は達成が困難なだけでなく、大きなストレスの原因になってしまっていたんです。

ですが、7,500歩でいい! となったらいかがでしょうか?

厚生労働省の統計結果でも分かる通り、少しだけ頑張れば届く歩数です。あともう少しであれば、頑張れるという方も多いですよね。目標値が見える位置にあるのは、とても大切です。

特にダイエット中の方はすぐに結果を求めてしまい、頑張り過ぎて無理をしてしまいます。頑張りは必要ですが、頑張り過ぎてしまうのは継続ができません。

まずは誰にでも始められる、1日7,500歩のウォーキングをできるようになってから、次に進むことをオススメをします。理由は全身運動が慣れてからの方が、無理せずに実施ができるからです。

外をウォーキングすることは気晴らしにもなります。1日の歩く量をもう少しだけ増やすという意識で、ウォーキングをまず行ってみてはいかがでしょうか。

 

以上が『素朴な疑問! 1日に10,000歩を歩くことは本当に必要なことですか?』でした。