夜に食べるとよく太ると昔から言われていますが、本当に太るの?

よく昔から言われることですが、「夜に食べると太る」と聞きます。

特に健康のためや美容のためにダイエットをしている方は、夜の食事を気をつけている方が多いです。同じものを食べていても、夜の方が確かに太る気がしますよね。

よく20時以降は食べない! 、21時以降は食べない! というのも、夜遅くに食べると太るという考えから食べないようにしている方がほとんどです。

夜に食べると太るイメージは大きいですが、夜に食べても太らないという考えの方もいるのをご存じでしょうか? 夜に食べても太らないのであれば、食べたい時はありますよね。

実際は夜食べると今まで言われたきた通り太るのか、夜に食べても太らないのでしょうか?

アバディーン大学のロウェットリサーチ研究所で栄養学の研究をしているAlex Johnstone氏が、この件に対して見解をしています。栄養学の研究者からの見解は気になりますよね。

Alex Johnstone氏 の見解をもとに、夜に食べると本当に太るのかまとめてみました。

アバディーン大学とは?
1495年設立のスコットランドの大学
5人のノーベル賞受賞者が卒業生でいる名門大学

体重の変化がある時には理由がある

まず前提としてAlex Johnstone氏は「体重の増加は摂取カロリーと消費カロリーに変化がある場合のみに発生することが覚えておくことが重要です」と述べています。

ダイエットの基本は「消費カロリー > 摂取カロリー」であることが必要ですので、ある意味で当然といえる考え方です。見解の前提となりますので、少し覚えておいてください。

朝食べることは痩せやすい?

朝食時に高たんぱく質の食事をすることで、神経伝達物質であるドーパミンが放出されます。ドーパミンは報酬を得るという感覚が得られます。

報酬を得ているので、さらに報酬を得たいという感覚が少なくなります。食べたい! という欲求が減らすことにつながるので、1日の摂取カロリーを控えることができるんです。

朝の食事もメインにすることは欲求が減りますので、食事量をセーブしやすくなります。このことが夜よりも朝の食事をメインにする方が、肥満のリスクを経験できると言われています。

ぜったの
朝食べることは結果的に食事量の制限につながる

夜食べることは太りやすい?

夜遅くに食べることは食べることの欲求が強い状態のため、食事量が増えやすいです。

また朝とは異なり夜は1日の終わりとなるため、エネルギーを消費する機会が少ないといえます。食事量が多くなりやすく、消費の機会が少ないことが、夜に太りやすい要因です。

朝食、昼食をメインにすることで夜食べる量を減らすことが、トータルの摂取カロリーを減らしやすくなります。夜食べることは肥満に関係しやすい食べ方をしやすいんです。

ぜったの
夜食べることは結果的に食事量が増え、消費する機会が少ない

最終的な見解は?

現時点では朝食を食べることが肥満のリスクが低く、夜遅く食べることが肥満に関係している証拠は不十分です。

なぜなら食事量が変わることは摂取カロリーの変化であり、朝、夜と同じものを食べた時の変化ではないからです。人それぞれの身体活動、喫煙どの生活習慣も関わってきます。

食事のタイミングについて太りやすいのかどうかは、さらに多くの研究が必要となっています。

ぜったの
朝、夜の時間については研究が必要ですが、時間に限らず食べ過ぎは太ります

朝でも夜でも食べ過ぎたら太ります

夜食べることで本当に太るのかまとめてきました。

Alex Johnstone氏の見解でもありますが、食べ過ぎてしまったら朝食べようが、夜食べようが時間は関係なく太ります。逆もしかりで、シンプルな結果でした。

なんですが時間による食事は、時計遺伝子の1つであるBMAL1(ビーマルワン)の働きも関係してきます。BMAL1の説明の前に、まずはBMAL1の働きの表をご覧ください。

BMAL1(ビーマルワン)

上の表はBMAL1の働きがピークである午前2時を100%として、まとめた表です。2時が最も働き、12時間後の14時の働きが最も小さくなっています。

時計遺伝子であるBMAL1が何かというと、脂肪細胞をつくる酵素を増やす機能をもつたんぱく質です。働きが弱い時には太りづらく、働きが強いと太りやすいといえます。

BMAL1の働きは、「夜遅くに食べると太るという科学的な根拠」とされるものです。

また、就寝時に消化するものが胃や腸に残っていることは、自律神経の交感神経、副交感神経の切り替わりにも影響があります。BMAL1だけではありません。

Alex Johnstone氏も、より多くの証拠が必要と言っているように、まだ食事の時間によって太るのかどうかはさらに多くの研究が必要となっています。

ですから現時点では「夜食べることは太るのではなく、太る可能性がある。」というのが考え方として合っているのではないでしょうか?

可能性でなく言い切れるのは、朝でも夜でも食べ過ぎてしまったら太ります。必要以上に時間にこだわるのではなく、トータルの摂取カロリーで考えることが大切です。

とはいえ、寝る直前に食べることは睡眠への影響、自律神経の切り替わりに大きく影響しますので控えた方が得策ですよ。

以上が『夜に食べるとよく太ると昔から言われていますが、本当に太るの?』でした。