ストレス社会といわれるようになって、長くなりました。
特に人対人の対応は考え方も異なることから、カチンとくることがどうしてもありますよね。馬が合わない人は、どんな人であっても存在します。
学校や会社、外を歩いていても感情を爆発させている方を見ることがありますが、理由はともかく反面教師となる存在です。なぜなら、感情をコントロールできていない方だからです。
あなたは日々のストレスに、うまく対処ができていますか?
カチンと頭にきてもその場は抑えることができればいいのですが、抑えるのが難しい場面もあります。ですが、抑えることができないとその場だけでなく、後に引きずる場合がほとんどです。
感情が高ぶっている状態では、余計なことをしてしまう場合もあるからです。
ですから、カチンと頭にきて爆発しそうになっても、その場では落ちつくことが大人になるほど求められます。起こった問題は。冷静になった状態で対応する必要がありました。
とはいえ、カチンと頭にきて爆発した感情を抑える方法がなければ、ストレスもたまりますし、つい爆発してしまう場合があります。
そこで、爆発しそうになった感情を冷静に落ち着かせる方法についてまとめてみました。
感情を落ち着かせる方法とは?
爆発しそうになった感情を落ち着かせるためには、5つの方法があります。
個別に紹介していきますので、あなたがすぐにできそうなものをいくつかピックアップしてみてくださいね。
その1:顔を氷水に浸す
頭を冷やすという言葉がありますが、顔を冷やすことは感情を抑えることに効果的です。
顔を洗うという男性もいますが、より冷たい氷の方がベストです。氷水が用意できましたら息を止め。顔を氷水の中に入れ、30秒間そのままにします。
氷水に顔をつける前よりも、すっきりしているのは間違いありません。
なぜすっきりするの?
氷水に息を止めて顔をつけてすっきりする理由は、「ダイビング反射(潜水反射)」です。
水の中に体が落ちて生命を守るために起こる反応ですが、冷たい氷水の中に息を止めて顔を入れるだけでも、同様のことが起こります。
心拍数と脈拍が遅くなることで、否定的な感情を含む身体機能が抑制されるんです。顔を氷水で冷やすことは、まさに頭が冷える行動を行っていました。
顔が濡れないためには、保冷剤や氷まくらを冷凍庫常に常備しておきましょう。
その2:手を冷やす
顔を氷水に浸すことに似ていますが、手を冷やすことも効果的です。
具体的には両手に氷を手でつかめる量を握って、そのまま状態をキープします。氷を握っていることで冷たさから手が痛くなりますが、ガマンできる範囲で握り続けてください。
顔を氷水で冷やした時のような「ダイビング反射(潜水反射)」は起こりませんが、氷を握ることでの痛みをやわらげるための強く感覚が、幸福感を生むんです。
毒には毒をではないですが、氷を握り続けた痛みが幸福につながるんですね。
その3:泡を拭いているかのような呼吸をする
実際に泡を吹くわけではないですが、泡を吹くかのようにゆっくりと呼吸をします。
呼吸をゆっくりと行うことは心拍数を遅くすることにつながり、心を落ち着かせるんです。これは呼吸性洞性不整脈の呼ばれる、生理的現象を利用する呼吸のトリックです。
子どものころにシャボン玉を吹いた経験が多くの方があると思いますが、勢いよくではなく、ゆっくりと吹いた記憶があるのではないでしょうか?
深い深呼吸だけでなく、泡がつぶれないようなゆっくりと吹くことがとても大切です。ゆっくりと深呼吸をすることで、次第に心が落ち着きを取り戻しますよ。
その4:思っていることの反対の行動をする
反対の行動は著名な心理学者 Dr. Marsha Linehanが推奨する方法です。
自分の感情と反対のことをするのはよりストレスになりそうな気もしますが、感情のと反対の行動をすることは心のバランスをとるのに有効です。
感情のままに行動をするのではなく、反対のことをして受容することでバランスがが整います。受け入れるというのが、感情に影響をしてくるんです。
なんでもかんでも反対というと問題が起こりますので、感情の反対といっても使い分けが重要です。反対の行動をするのは、ちょとしたことだけにするのをオススメします。
その5:感情を容認する
最後の方法は少し、上級者向きです。
他の4つは感情をやわらげる方法でしたが、感情を容認します。感情が爆発しそうになっているのに容認するのは難しいですが、小さなストレスから練習することで、できるようになります。
5つの方法の中で1番効果がある方法で、できるようになると感情に困ることがありません。
あなたの周りに何をしても怒らない、怒った姿を見たことがないという人がいませんか? その人が怒らない理由は、自然と感情を容認できている人の可能性が高いです。
怒りの感情をすぐにぶつけてしまう人ではなく、感情を容認できている方をマネしてみましょう。
感情は爆発ではなく落ち着きを
爆発しそうになった時の感情を冷静に落ち着かせる方法について紹介してきました。
感情がない人は個性がなく、面白みのない人になりますが、怒りの感情は可能な限り表に出すべきものではありません。相手にとって印象がわるいだけでなく、判断力も鈍っています。
カチンと頭にくることこそ、冷静になっている時の判断力が必要なんです。
5つの感情を落ち着かせる方法を紹介してきましたが、感情が爆発しそうなほど高まる前にその場を離れるということも大切です。
同じ場所にとどまっていては感情が高まることはあっても、下がることはありません。
場面場面によって感情をコントロールすることは難しいこともありますが、怒りの感情は抑えられるように少し気をつけてみてはいかがでしょうか?
ストレス社会といわれる時代だからこそ、ストレスとうまく付きあうことが重要です。ガマンではなく、物事がうまくいくようにコントロールができるように、一緒にがんばりましょう。
怒りの感情を爆発させてしまうことはストレスになり、健康やダイエットのどちらにも悪影響でしかありません。ストレスは相手にぶつけるのではなく、うまくコントロールです。
以上が『つい爆発しそうになった感情を、冷静に落ち着かせるための5つの方法』でした。