ダイエットをするために「運動」を行う。
活動代謝を増やし、消費カロリーを高めるための推奨するべき行動です。
ですが、想定とは異なることが運動後に起こることがよくあります。
実際私もよく経験するのことなのですが、長い間「なぜ?」と感じていました。
だって、消費カロリーを増やすために運動をしているのに、体重が増えるのは多くの方にとって想定外のこと。
また、このことは「運動しても意味ないじゃん!」と考えてしまう理由でもありました
この不思議な謎について、オーストラリアのシドニー大学 Corinne Caillaud氏が解説しています。
身体活動とデジタルヘルスの教授が述べていることは、妙に納得してしまうこと請け合いです。
運動をしているのに、体重が増えてしまう謎について確認してみましょう。
体重が増える2つの理由
運動をしているのに、体重が増える理由。
まず最初に、多くの方が最初に思い浮かべるであろう、勘違い。
脂肪よりも質量が多い筋肉。
だからこそ全くの間違いではないのですが、短期間に限っていえばこれはありえません。
その理由は筋トレを行う方ならご存知の通り、2,3日で筋肉が倍増することないから。
どんなトレーニングをするにしても、大きな筋肉の変化には数ヶ月から1年近くの日数が必要です。
では、運動をして体重が増える理由とはなんであるのか?
- 運動を過信して食べ過ぎている
- 痛めた筋肉の損傷を修復するため、水分を溜めている
どちらも、運動をした後に体重が増える理由。
それぞれどういうことなのか、個別に詳細を解説していきます。
運動を過信して食べ過ぎている
運動をすることで活動代謝を増やし、消費するカロリー。
疲労もしますから、多くカロリーを消費したと過信をしてしまうのは致し方がないところ。
ですが、運動をしたことにより消費カロリーで知って起きたいことが1つ。
食事量が多くなってしまうと、運動で行った消費カロリーはすぐに相殺されてしまいます。
ダイエットで行う方の多い、ジョギングを例におおよそのカロリーを見てみましょう。
- おおよその計算:体重 x 距離(km) = 消費カロリー
- 体重60kgの方が、5km走る = 300kcal
これはマクドナルドのチーズバーガー1個とほぼ同じ。
思いの外かんたんに、運動をすることでの消費カロリーは相殺されてしまいます。
いくら運動をしても摂取カロリーが上回れば、体重が増えるのはある意味で当然のこと。
運動をすることは大切ですが、過信をしないということ大切です。
痛めた筋肉の損傷を修復するため、水分を溜めている
運動後に食べ過ぎることもしていないのに、体重が増える…。
私は毎日体重計で計測をしていますが、よく遭遇することです。
では運動でカロリーを消費し、食べ過ぎてもいないに、なぜ体重が増えてしまうのか。
運動をすることで、損傷をするのが筋肉。
損傷を繰り返すことで、筋肉が大きくなっていくのは多くの方がご存知の通りです。
この回復をする過程において、水分を一時的に貯めることが起こっていました。
ここで注意したいのは、あくまでも一時的であるということ。
運動をして食べ過ぎなければ徐々に痩せていきますので、過度な心配は不要です。
運動後に体重が増える あとがき
頑張って運動をしているのに、体重が増える…。
なぜ起こるのかその仕組を知らなければ深い謎であり、余計な考えをしてしまいます。
運動をしたことでのカロリーの消費を過信せず、食べ過ぎていないのなら尚更です。
ですが、これは運動を頑張ったからこその筋肉の損傷を回復するからこそ起こっていたこと。
「体重が増えた! = 運動意味がない」ではなく、頑張っている証拠だと受け止めて下さい。
その理由は、この体重の増加は一時的なものであり、継続することで徐々に減っていくから…。
ダイエットをする際に、体重を計測することは自らの現在の状態を知る上で大切なことです。
数字を見るからこそ気になりますが、その上で知っておくべきことがあります。
短期間で動く体重の変化は、起こるべくして起こっている結果。
運動をして食べ過ぎてもいないのに関わらず体重が増えるのは、あなたが頑張っている証拠でした。
体重が増えるのは途中経過だと知り、そのまま運動を継続することが結果へとつながります。
以上が『運動をしているのに、よく体重が増えることがあるのはなぜ?』でした。