ストレスを感じると甘いものをなぜ無性に食べたくなってしまうのか?

ストレスを感じると無性に食べたくなる「甘いもの」。

普段は甘いものをあまり食べない人でも、食べたくなってしまうものです。お米やパン、麺類といった炭水化物が妙に欲してしまうのも、ストレスを感じた時に出る食欲です。

脳がストレスによってエネルギーを必要としているから

脳がエネルギーを必要としている。ストレスによって甘いもの、食べたくなってしまう理由です。

このエネルギーが必要となる理由について、ドイツ リューベック大学 脳の研究者、ならびに糖尿病専門医 アヒム・ピーターズ氏が解説しています。続けてご覧ください。

エネルギー消費がとても大きい脳

私たちの行動、感情をつかさどる脳は、体重比率で考えるとわずか2%に過ぎません。体重が60kgの人であれば、たった1,2kg。割合として低いのが分かります。

ですが、1日に接収する炭水化物を半分のエネルギー(分解してできたグルコース)を、消費するんです。割合は小さくても燃費を食う臓器です。

私たちがストレスを感じた時は脳がエネルギーを約12%多く必要とします。しかもすぐにを必要とするので、グルコースが得られる甘いもの、炭水化物を欲するわけです。

  1. ストレスを感じる
  2. 脳がグルコースを必要とする
  3. グルコースとなる甘いもの、炭水化物が食べたくなる

ストレスと感じた時に甘いもの、炭水化物を食べたくなるのには理由がありました。

逆にストレスと感じた時に野菜を食べたい! 、ヘルシーなものを食べたい! とはまずならないも、グルコースになる量が少なくエネルギーが足りないことが理由です。

また、ストレスを受けた状態では行動のパフォーマンスが落ちますが、甘いもの、炭水化物を食べてエネルギーを補うことで改善がされるのも、認知テストで分かっています。

ぜったの
ストレスを感じると脳がエネルギーを通常時よりも多く欲する

おなかが空いていなくても食べたくなる理由

おなかが空いている状態ではないのに、ストレスを感じると甘いもの、炭水化物を食べたくなる理由。ここにもしっかりとした理由がありました。

【おなかがすいて食べる食事】

  1. おなかが空く
  2. 脳領域のネットワークが活性化
  3. 代謝、摂食行動の機能が活性化
    ※視床下部腹内側部、視床下部外側
  4. 食事を必要とする

通常の食事を必要(食欲が発生する)とする仕組みです。

【ストレスを感じた時】

  1. 体の他の部位から送られる情報を遮断
  2. エネルギーをなるグルコースを欲する

グルコースを必要とする指示だけがおこるため、おなかが空いている、空いていないは全く関係なく甘いもの、炭水化物を欲するようになります。空腹時とは仕組みが大きく異なっていました。

ぜったの
甘いものは別腹と同じように、ストレスで必要とするエネルギーは別物

ストレスを感じた時はどうすればいい?

ストレスを感じた時に欲してしまった、甘いもの。

  • 欲したのだから食べる
  • 太るのが嫌だから頑張って食べない

選択に困ってしまうところです。アヒム・ピーターズ氏の助言は、欲したのだから食べるです。

  1. 食べなければさらにストレスとなる
  2. 食べることで脳の働きが回復
  3. ストレスが収まり、集中力が回復

食べずに我慢をするよりも、食べることのメリットの方が断然に大きいということです。

ストレスを感じているのに無理に我慢をして食べないと、どうなるのか。長期的に考えると心臓発作、脳卒中、うつ病になるリスクが高くなってしまいます。

必要としている時に、食べない選択肢は誤りです。発生したストレスを回復するのが、大切でした。

ぜったの
食べるでも大量に食べないを注意! 食べ過ぎると別のストレスの原因、肥満の原因になる

赤ん坊も甘いものが必要

甘いものを欲するのは、大人だけでなく、赤ん坊も同様です。大人になると体重比率で2%の脳ですが、赤ん坊の小さな体の中での体重比率はとても大きいです。

体重比率が大きいということは、多くのエネルギーを必要とします。赤ん坊の飲む母乳には糖が含まれているので、母乳によって脳に必要なエネルギーを受けていたんです。

  • 赤ん坊は脳の比率が多いため糖を多く必要とする
  • 成長することで甘いものを好む人が減っていく
  • 子どもの頃にストレスを受けていると、大人になっても甘いものを好む
ストレスと同様に、体の成長も糖分に関係していました。
ぜったの
大人で大の甘党の人は子どもころに、大きなストレスを受けていたかも…

食べすぎないためには、ストレスを減らす

食べすぎないためにはストレスを減らす

ストレスを感じた時に、甘いもの、炭水化物を食べたくなるのは当然の結果です。脳がストレスを対処するためにエネルギーを必要としていました。

必要としているからこそ欲した時は食べた方がいいのですが、食べ過ぎはしたくないもの。

  1. ストレスを感じる
  2. 甘いもの、炭水化物をたくさん食べる
  3. 肥満の原因に
  4. 肥満になることでさらにストレス

ストレスが原因となり、食べる。さらなるストレスになるという悪循環です。

よく言われる、甘いもの、炭水化物を必要以上にたくさんの量を食べてしまう人は自制心の欠如ではなく、ストレスが大きな原因になっていると考える必要もありました。

何気ないと思っていることでも、思いの他に嫌だなと感じていることはよくあることです。我慢できる小さなことだと思わず、何が理由であるのかを確認してみましょう。

毎回○○の行動をすると甘いもの、炭水化物を無性に食べたくなる…。あなたの取り除くべきストレスである可能性がとても高いです。改善をして、食べすぎない生活になりますように!

以上が『ストレスを感じると甘いものをなぜ無性に食べたくなってしまうのか?』でした。