あなたは今1番ダイエットにおいてホットで、注目されているものを知っていますか?
何かというと「おから」です。
去年はサバ缶、イワシ缶といった魚の缶詰がスーパーの棚から消えるというぐらい、大きく話題になりました。しかも、魚の缶詰の不動の1位であったツナ缶の生産量をこえたんです。
今は少し落ち着きを取り戻しつつある魚の缶詰ですが、おからが魚の缶詰のブームをこえる日は近いのではないでしょうか。夏を目前に大注目の食材です。
最近テレビは雑誌などのメディアで頻繁に取り上げられるようになったことがおからブームの理由ですが、おからがなぜダイエットに効果があるとされるのか知っていますか?
低カロリーで食物繊維が豊富なことはよくいわれていますが、おからダがイエットに効果があると注目されるのは他にも理由があるんです。
おからが今ダイエットに大注目される、7つの理由についてまとめてみました。おからダイエットに興味がある方は続けてごらんください。
おからがダイエットに効果がある7つの理由
おからが何かというと、大豆から豆乳を絞ったあとの「残りかす」です。健康やダイエットに興味がある方は絞った豆乳を飲んだり、豆乳を凝縮した豆腐はよく食べられていますよね。
今まではおからというと一般的によく食べられているのは、お惣菜としてのおから煮ぐらいでした。残りカスで脇役でしかなかったおからが今注目されるのは、次の7つの理由からです。
- 食物繊維が豊富
- たんぱく質が豊富
- 満腹感が得られる
- デットクス効果
- 骨粗しょう症の予防
- 価格が安い
- 無味無臭である
リストにするとダイエットのためにあるような食材であることがわかります。もう少し1つずつ個別にどういうものなのか紹介していきます。
その1.食物繊維が豊富
大豆から豆乳を絞ったあとの残りカスであるおからは種皮(皮)の部分で、生おからの100g中11.5gと多くの食物繊維が含まれています。
11.5gの食物繊維のうち11.1gが不溶性食物繊維、残りの0.4gが水溶性食物繊維です。
普段の食事におからを食事に取り入れることで、通常の食事では不足しがちな食物繊維をしっかりと摂取ができます。ダイエット中に十分な量の食物繊維は必須です。
その2.たんぱく質が豊富
ダイエット中はカロリーばかりを気にしてしまい、たんぱく質が不足しやすいです。たんぱく質が不足することは肌トラブルや糖新生によって筋肉が減り、基礎代謝が減ります。
たんぱく質が不足することは、痩せづらい体になるということです。
おからは低カロリーであるのに植物性たんぱく質が豊富に含まれていますので、カロリーをあまり気にせずにたんぱく質を補うことができます。
エネルギーの燃焼させる際、体に貯蔵されていたクリコーゲン(糖質)や体脂肪と呼ばれる脂肪だけでなく、筋肉も分解してエネルギーを捻出すること
その3.満腹感が得られる
おからに含まれる食物繊維は、ほとんどが不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維はおなかのなかで水を吸ってふくらみますので、満腹感を得られます。
ゆっくりと食べること、水分を一緒にとることで、より満腹感が得やすくなりますよ。
その4.デットクス効果
食物繊維は腸で水分をす吸って便のかさを増やしたり、ぜん運動を活発にして、便が出やすい状態を作ります。
おからに含まれる大豆オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなりますので、腸内環境を整えてくれます。腸内環境が整うことは出すべきものが出やすく、デトックス効果につながります。
その5.骨粗しょう症の予防
女性は閉経前後になると、骨密度が急激に低下します。
女性ホルモンである「エストロゲン」が減少するのが理由ですが、エストロゲンと似た働きをするイソフラボンを摂取できることは骨粗しょう症の予防につながります。
イソフラボンというと豆乳が有名ですが、大豆を絞った残りカスであるおからにもたくさんのイソフラボンが残っています。年齢が高い女性は特に食べることをオススメします。
6.その価格が安い
おからは大豆から豆乳を絞った残りカスであるので、価格がとても安いです。生おから、おからパウダーどちらも数百円で購入ができます。
どんなにダイエットの効果があっても高価な場合は継続が難しくなります。ダイエットは少しずつの継続が大きな鍵となりますから、安価であることは大きなメリットです。
その7.無味無臭である
生おからの状態でもほとんど無味無臭になっていますが、おからパウダーになるとより無味無臭です。食べ物、飲みものにちょい足ししてもほとんど違和感がありません。
食感だけは少し変わりますのでかけても大さじ1杯に抑えることが大切です。おからをメインにするわけではありませんので、ちょい足しで十分な効果があります。
変なクセがないからこそ価格にも通じますが、継続がしやすいのは大きなメリットです。
生おからとおからパウダー
おからといっても1つではなく、大豆から豆乳を絞った残りカスである生おから、生おからを炒ってパウダー状にした、おからパウダーがあります。
どちらもダイエットに役立てることはできますが、生おからだと日持ちがしないこと、スプーン1杯ちょい足しで食べるには、おからパウダーにした方が使い勝手がいいんです。
おからパウダーになって販売されいるのを使う手もありますが、生おからからパウダーを家庭で作ることもかんたんなんですよ。おからパウダーの作り方は以下の通りです。
材料:生のおから1袋(約300g)
1.フライパンに生おからをくずして入れる
2.弱火で炒るようにかき混ぜる
3.15分程度すると水分が飛び少し色づくので、火をとめる
4.粗熱がとれてから保存容器にいれる
保存期間:冷蔵約5日、冷凍約1カ月
料理があまり得意でない方にもかんたんに作れます。生おからしか見つけられなかった場合は自作おからパウダーも試してみてはいかがでしょうか?
気になる100g辺りの生おからと、おからパウダーの違いは次の通りです。
生おから | 111kcal、たんぱく質:6.1g、脂質:3.6g、糖質:2.3g、食物繊維;11.5g |
おからパウダー | 421kcal、たんぱく質:23.1g、脂質:13.6g、糖質:8.7g、食物繊維;43.6g |
同じ100gで栄養素が異なるのは、水分が飛んで濃縮されているからです。
おからパウダーの大さじ1杯は約6gですので、25kcal、たんぱく質:1.4g、脂質:0.8g、糖質:0.5g、食物繊維:2.6g程度となります。
低カロリーで、栄養素が豊富であることがわかりますね。
おからを食べて健康的にダイエットをしましょう
おからがダイエットに効果がある7つの理由について紹介してきました。
ダイエットをいうとコストがかかるものも多くありますが、おからはとても安価です。無味無臭で普段の食事のも取り入れやすいので、1度試してみることをオススメしますよ。
おからダイエットの注意点は大さじ1杯のちょい足しにして、ゆっくりと食べることです。特にパウダの場合がはらもちがいいので、たくさんの量を食べなくても満腹感が得られます。
早食いをしてしまうと満腹中枢が刺激される前の食欲が旺盛なのでたくさん食べることができ、おからの効果も半減してしまいます。後から食べ過ぎた〜という感じになりますよ。
おからに限らずですが、早食いはダイエットには禁物ですので気をつけてくださいね。
以上が『おからがダイエットに効果があると今大注目されている7つの理由とは』でした。