飲まない人は一切飲みませんが、飲む習慣がつくとやめられないのが「お酒」。
たしなむ程度であれば特に問題もないのですが、ついつい量が増えてくるのもお酒です。飲みすぎるようになってしまうと、本来は楽しいお酒が楽しい飲み物ではなくなってしまいます。
ですが、いざお酒を止めよう、飲む量を少なくしようと思っても、難しいのも事実。禁酒すると目標を立てたり、宣言していざ始めてみても、ほとんどの方が途中で挫折してしまいます。
失敗してしまうのは意志の弱さだけでなく、方法にも間違いがある場合が少なくありません。
間違えないための方法が必要です。そんな中、オーストラリア カーティン大学 国立医薬品研究所 教授ニコール・リー氏がお酒を止める、少なくする5つの方法を紹介していました。
お酒を飲む量を減らしたい、止めたいけれど失敗続きという方は、続けてご覧ください。
自分の飲酒の量を知る
お酒を止める、少なくするには、始める前の準備が必要です。
- 期間:1〜2週間
- 計測:飲酒量、時間、飲んだ場所
まずは現在の飲酒量を、ありのままに確認して記録します。
お酒を止めよう、少なくしようと考える人は、現在の自分の飲酒量を正確に把握している人は少ないです。 現在の飲酒量を知ることは、変更の行うための動機にもなります。
また、飲酒を止める、少なくした時の成果確認としても確認ができるんです。成果が明確に確認できることは自信となり、途中で断念する確率も大きく減らすことができますよ。
このことはダイエットで食事制限をする人も同様です。現在の状況を知らずにいきなり実行するのでむちゃをして、失敗してしまうんです。頑張るには準備が必要なこともありました。
記録の方法は自分が後から見て分かる内容であれば、どんな形でも問題はありません。現在の飲酒の記録がたまって準備ができましたら、5つの方法の実践に入っていきます。
1.目標と動機を明確にする
飲酒を止める、少なくするのはなぜなのか、目標を動機を明確にします。
- 止める or 少なくする
- 削減の場合:飲む頻度、量
- 何を得られるか:睡眠、時間、お金を浪費しないなど
やみくもに飲酒を止める、少なくするで実行するよりも、目標が達成しやすくなります。気をつけるのは、達成しやすい目標から始めることです。無茶はストレスになります。
目標は最初から大きくではなく、達成ができてからまた立てればいんです。
2.終了日を設定する
失敗する人の特徴として、期限を決めていません。期限を決めないということは、終わりがないということです。先が見えないもの、終わりが見えないものは、継続が難しくなります。
期限はその都度また決め直せばいんです。まずは1週間など、実行が可能な終了日を決めて目標を達成してみましょう。目標を達成することは、自信につながります。
最初から無期限のような目標をたててしまうのは、自分を追い詰めるだけです。人は思っている以上に弱いですから、追い詰められたら投げ出す選択をしてしまいますよ。
3.誰かと一緒に始める
特に飲酒やダイエットは、同じ思いを持った人が多いです。1人では頑張れなくても、同じことをする人がいればライバルとして頑張りやすいです。途中でくじけずらくなります。
気をつけるのは一緒に始めるのではなく、宣言するという方法です。周りに目標を宣言することは誰かと一緒に始めるのと似ているように思えますが、全く別のことです。
失敗する大きな原因となりますので、一緒にいる人がいない場合は言わないでおきましょう。
4.自分を責めすぎない
飲酒を止める、少なくすると頑張っていても、途中でつい飲んでしまったり、量を飲んでしまうことがあります。目標のために頑張っている時ですので、たまには仕方のないことです。
1度のミスで自分を責めすぎてしまうと、目標を放棄することにつながります。飲んでしまったことは仕方がないことですので、明日からまた開始するという気持ちに切り替えましょう。
自分はなんてダメなんだと、必要以上に考える必要はありません。
5.飲酒の代用品を見つける
飲酒を止めたり、少なくするのですから、変わりとなる代用品を見つけましょう。
- 炭酸水
- ソフトドリンク
- ノンアルコールビール、ワイン、梅酒など
飲酒をするよりも、より健康的な代用品を選択してください。慣れてくれば問題ありませんが、最初は飲酒と同じ飲み物を代用品にした方が実行がしやすくなります。
自分は飲酒を控えていても、飲み会の席に参加することもありますよね。周りが飲んでいると、不快に感じることがあります。その際はノンアルコールを同じグラスで飲めばいいんです。
まわりから「なぜ飲まないの? 」と聞かれることもなくなります。
急激に飲みたくなった際は、運動や好きなことをするのもオススメです。酔うことはありませんが、アルコールと似た気持ちのよい感覚にもなれますよ。
飲酒を止める、減らすことはできます
お酒を止める、少なくする5つの方法を紹介してきました。
5つの方法を見て分かる通り、特別で特殊な方法はありません。止める、少なくするというと難しい方法や特別な忍耐を考えてしまいますが、むちゃをする必要はなかったんです。
むちゃをすることは自分を追い詰めるだけですので、逆にオススメができません。細かい量や指定がないことを意外と思ったかもしれませんが、これは人により目標が異なるからです。
またアルコールの休憩期間を5つの方法で止める、少なくすることは、半年、1年間隔のアルコール消費量に削減に関連してきます。これは目標成功、失敗に限らずです。
ですから、飲酒を止める、少なくするを実行することに、メリットはあってもデメリットはありません。ダイエットのリバウンドとは、少し結果が異なるのが飲酒の削減と休憩でした。
一部例外は、アルコール依存になっている方です。アルコール依存の人が急に飲酒を止めると、禁断症状を発生することがあります。医師の助けがいる人もいるんです。
依存症ではない通常のお酒をたしなむ人であれば、5つの方法は大きな効果が期待できます。実現が可能な目標から、徐々に飲酒を止める、少なくすることにチャレンジしてみてください。
何回でもやり直せばいいので、むちゃだけは禁物ですよ。お酒は飲み過ぎずに、楽しくです。
以上が『お酒を止める! 飲む量を少なくするには、何をすればいいですか?』でした。