ダイエットの天敵の食欲には2種類あるということを知っていますか?

ダイエットの天敵というと、何を思い浮かべますか?

大変なことはいろいろとありますが、天敵というと「食欲とストレス」ですよね。

食欲を我慢するとストレスがどんどんとたまっていきますし、逆にストレスがたまると食欲がでるという、食欲とストレスは対になっているものです。

食欲もストレスもダイエットで全く感じないのというのはほぼ不可能ですので、うまく付き合っていくしかありません。どちらかが限界点に達すると、ダイエットを断念するしかないからです。

ストレスは人それぞれでいろいろな原因がありますが、食欲は大きく2種類の食欲に分けることができます。この2種類の食欲を知っておくことは、ダイエットにも役立つんですよ。

なぜなら食欲の種類を事前に知っておくことで、不要な食欲を控えることができるからです。無理に食欲を控えているわけではありませんので、ストレスもたまりずらいです。

そこで、2種類の食欲についてまとめてみました。食欲が気になる! という方は続けてご覧ください。

2種類の食欲とは?

まず最初に2種類の食欲とはどんなものかというと、次の2つです。

  • 代謝性食欲
  • 認知性食欲

どちらも食欲なのには変わりがないのですが、性質が全く異なります。どの様に性質が異なるのか、個別に紹介していきます。

食欲その1. 代謝性食欲

代謝性食欲(たいしゃせいしょくよく)をかんたんにいうと、「おなかが空いた! という食欲」です。

代謝性食欲が起こる仕組みは次の流れになります。

  1. 食事を食べてからの時間がたつ
  2. 血中に遊離脂肪酸が増えて、不足したエネルギーを補う
  3. 脳内でエネルギーである糖質の不足を感知
  4. 摂食中枢である視床下部外側野が働く
  5. 強い空腹感を感じる

おなかが空いた! となるのにも、いろいろな働きが体の中で起こっていました。

視床下部外側野とは
視床下部の一部で、空腹時に食欲を起こす働きをする

代謝性食欲はどうすればなくなる?

代謝性食欲をどう対処するには次に 流れが必要です。

  1. 食事を食べる
  2. 血糖値が上がる
  3. 満腹中枢である視床下部腹内側核が働く
  4. インスリンが分泌される
  5. 満腹感を感じて食欲が満たされる

この流れの過程を代謝性調節(代謝性食欲)と呼びます。

代謝性食欲は食べることでしか、解消ができません。代謝性食欲の状態で食べる量を調節するには、ゆっくりと食事をすることが重要になってきます。

その理由は食事を食べても血糖値がゆるやかに上がるからです。血糖値が上がらなければ満腹感を感じるまでの時間が長くなるので、必要以上に食べることができます。

早食いが太ると言われるのは、すぐに血糖値が上がらないことでインスリンが分泌されず満腹感を感じていないことから、たくさん食べられてしまうからです。

視床下部内側核とは
視床下部の腹内側の部分で、満腹感を指令して食べたくないという働きをする

食欲その2. 認知性食欲

認知性食欲(にんちせいしょくよく)をかんたんにいうと、「匂いや見たことにより起こる食欲」です。

イギリスの伝説的な登山家であるジョージ・マロリーの「そこに山があるからだ」という名言がありますが、認知性食欲も食べ物がそこにあるからだとなります。

「おなかは減っていない = 代謝性食欲ではない」のに、おいしそうな食べ物や匂いにつられて食欲がわくというのは日常でよくあることですよね。これがまさに認知性食欲なんです。

他にも12時でお昼の時間だ! などの時間による食欲も、同じく認知性食欲です。

このような無意識のうちに認知や記憶などに関与して大脳皮質連合野の働きで食欲がでる過程を、認知性調節(認知性食欲)と呼びます。

認知性食欲は本来は必要としていないのに、認知が原因で発生する食欲です。認知性食欲をコントロールすることが、食べ過ぎを防ぐことにつながります。

太りやすい人は満腹中枢の働きが鈍い上に認知性食欲が強く影響しやすいので、必要のない食欲が発生して過食をしている傾向があるので、注意しましょう。

認知性食欲を防ぐには目の届くところに食べ物を置かない、好みの飲食店になるべく近づかない、この時間は食べる時間と決めつけないことが重要です。

大脳皮質連合野とは
感覚に関与している部分で「おいしい = 快感」と、食べることに関係する感覚

気を付ける食欲は認知性食欲

気を付ける食欲は認知性食欲

2種類の食欲について紹介してきました。

代謝性食欲は体が必要としているからこそ起こる食欲ですので、ダイエット中もあまり気にする必要はない食欲です。ただし、早食いは必要以上に食べられるので、食べるのはゆっくりとです。

認知性食欲はその名前の通り、認知することで発生することの食欲ですので、認知しないということがとても重要になってきます。まず、目の届く場所に食べ物を置かないようにしましょう。

また、12時だからお昼、19時だから夕食といった食事の食べ方は当たり前のように多くの方が行っていますが、これも認知性食欲です。思いの他に多い食事の食べ方ですよね。

決まった時間に食事を食べなければいけない! という思い込みが、ダイエットを失敗させている原因になっていることは多いです。また、食事が不規則な時間だから太るという考えも実は誤りです。

太りやすい時間は確かにありますが、決まった時間におなかが空いていなくても食べる、または不規則な時間によって太る理由。その理由の多くは、ただの食べ過ぎです。

毎回代謝性食欲でおなかがすいたタイミングで食べるというのは難しいですが、時間だから食べる、この時間しか食べる時間がないという時は、意識して少なめにしてみましょう。

毎回のように考えると食事が楽しくなくなってしまいますが、今の食欲は代謝性食欲なのか、認知性食欲なのか意識をすることで必要以上に食べ過ぎるということは防ぐことができますよ。

最初は大変ですが今はどの食欲なのかを知って食事量を調整をすることは、健康にもダイエットにも大きな効果があります。1日1回の食事でいいので、意識をしてみましょう。

以上が『ダイエットの天敵の食欲には2種類あるということを知っていますか?』でした。