健康やダイエットに興味がある方が共通で気になるののといえば、食事ですよね。
運動はもちろん大切ですが、食事は健康にもダイエットにも直結するものです。中でもたんぱく質、脂質、脂質が三大栄養素と呼ばれ、生命を維持するために必要な栄養素です。
三大栄養素は最も重要視される栄養素なのですが、三大栄養素の他に、五大栄養素、六大栄養素と呼ばれるものもあります。どれも私たちにとって欠かすことのできない重要な栄養です。
三大栄養素、五大栄養素、六大栄養素は何かというと、次の通りです。
三大栄養素 | たんぱく質、脂質、糖質 体内エネルギーの原料に体組織やホルモンの原料、生命を維持するために必須な栄養素 |
五大栄養素 | 三大栄養素に、ビタミン、ミネラルを加えたもの 三大栄養素の体内代謝に必須の栄養素 |
六大栄養素 | 五大栄養素に食物繊維を加えたもの 不要となったものの排出、血糖値上昇の仰制の役割をする |
三大栄養素は基本として、ビタミン、ミネラル、食物繊維がプラスをされるということです。
どれもよく見たり聞いたりする栄養素ですよね。このプラスをされた中でもよく聞くけれど種類がとても多く、実はよく知らない! というのは「ビタミン」ではないでしょうか?
ビタミンはビタミン○○など、種類がとても多いですよね。
そこで、ビタミンの基礎から種類、ビタミンの働きとはどんなものなのかまとめてみました。
ビタミンとはなんですか?
ビタミン(vitamin)とは「体内では十分な量を生合成できないが、新陳代謝や生理作用に重要な働きをする有機物の総称」です。
かんたんにいえば、体内の合成できる量では足りないので摂取が必要な栄養素です。
ビタミンは普通に食事をしていても摂取ができますが、不足すると欠乏症を起こしたり、摂取し過ぎると、過剰症を起こすこともあります。ですから、毎日必要な量を摂取する必要がありました。
不足しても、過剰に摂取しすぎてもダメということですね。
ビタミンが不足や過剰に摂取することは、新陳代謝や生理作用が正しく行われないため、健康にもダイエットにも大きな影響を与えるんです。注意が必要でした。
ビタミンは脂溶性と、水溶性の2つの大きく分けることができます。他にもビタミンの定義からは外れますが、ビタミンと似た働きをするビタミン様物質があります。
ビタミンの種類とは?
ビタミンは種類は脂溶性、水溶性の2種類。ビタミンの定義からは外れますがビタミンと似た働きをするビタミン様物質があると紹介しました。分別は以下のように分けられます。
脂溶性ビタミン | ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK |
水溶性ビタミン | ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、パテトン酸、葉酸 |
ビタミン様物質 | エコンザイムQ10、コリン、αリボ酸など |
妊娠中や授乳中の女性に十分な量を摂取するように指導される葉酸もビタミン(B9)です。葉酸の他にもナイアシンなど、ビタミン(B3)の名前ではなく、成分名で呼ばれるものがあります。
ビタミンの働きとは?
ビタミンは数多くありますのでそれぞれ個別の働きは微妙に変わってきますが、大きな働きとしては次のようになります。
ビタミンB群 | たんぱく質、脂質、糖質の代謝 |
ビタミンA、C、E | 免疫、活性酸素の除去や新陳代謝を促す |
ナイアシン | 粘膜の強化 |
ビタミンD | 骨の強化や筋肉活動を助ける |
ビタミンごとの働きをわけでみると、いかにビタミンが必要な栄養素なのがわかります。
ビタミン欠乏症、ビタミン過剰症とは?
ビタミンは必要な栄養素ですが、不足するとビタミン欠乏症。逆にビタミンを摂取し過ぎると、ビタミン過剰症になります。欠乏症、過剰症の症状は主なものは以下の通りです。
ビタミン | 欠乏症 | 過剰症 |
ビタミンA | 夜盲症 | 食欲不振、吐き気、脱毛 |
ビタミンD | くる病、骨軟化症 | 嘔吐(おうと)、食欲不振 |
ビタミンE | 貧血、感覚障害 | 頭痛、疲労、吐き気 |
ビタミンK | 出血傾向 | 貧血、核黄疸(かくおうだん) |
ビタミンB | 脚気(かっけ)、貧血、口内炎 | 特になし |
ビタミンC | 壊血病 | 特になし |
欠乏症はどのビタミンにもありますが、過剰症でビタミンB、Cが特になしとされるのは、水溶性ビタミンのため、過剰摂取したものは汗や尿と一緒に排出されやすいためです。
だからとってビタミンを摂取することは他の栄養素も同時に摂取していますので、過剰摂取をすることはオススメができません。
ビタミンは毎日摂取が必要です
ビタミンの基礎から、その働きまで紹介してきました。
ビタミンといってもいろいろなビタミンの種類を普段から目にするように、その働きには違いがあります。また葉酸のようにビタミン名ではなく、栄養素の名前で呼ばれるビタミンもあるんです。
日光を浴びることで体内の中で生合成できるビタミンDもありますが、ビタミンの多くは食事をして十分な量を摂取する必要があります。
特に欠乏症、過剰症で紹介したような症状が頻繁に発生している方は、ビタミンの摂取量を一度考えてみることをオススメします。症状の理由がビタミンによる可能性があるからです。
ビタミンは食品の中に含まれますので自然と摂取ができているのですが、人それぞれの食事の内容によって、不足してしまう。逆に過剰摂取になっている場合があります。
ビタミンは種類が多いので大変なのですが、摂取カロリーだけに目を光らせるのではなく、ビタミンに気をつけて食事をしてみてはいかがでしょうか?
少し変えるだけで今よりも楽しい毎日に変わるという方も、多いですよ。
以上が『実はよく知らない! ビタミンの基礎と働きとはどんなものですか?』でした。