太っている方の常套句と言えば、私や僕は「他の人よりも太りやすい」。
中には水を飲んでも太るなんてことを、言う方も多くいます。
私も肥満だった頃に、めちゃくちゃ当たり前のように言っていた常套句です。
では、実施にそんなことが本当にあるのか?
太ったり、肥満の状態をキープしているのは、摩訶不思議な出来事ではありませんでした。
それを踏まえた上で、肥満の種類を見てみましょう。
- 症候性肥満:何かの病気が原因
- 単純性肥満:過食によるもの (食べ過ぎ)
症候性肥満であることは本当に極稀ですので、その多くは単純性肥満。
必要とされている以上に食べているからこそ、結果として太っているんです。
他の人よりも太りやすいではなく、正常過ぎる結果でした。
では、なぜ本来体が必要としている以上に太っている方は食べ過ぎてしまうのか?
具体例も含めて、どういことなのか改善するべき点を含みながら解説をしていきます。
太っている方の特徴
私も以前肥満でかなり太っていたからこそ、今は冷静な視点でその特徴が分かります。
- 何を食べたかなんて覚えていない
- 時間や匂いにすぐつられる
- 食べられるなら食べるしか選択肢がない
- 常にすぐに食べられるものを常備
- 突然思いついたように急激な食事制限や運動をする
- 運動をするのは基本的に嫌い
上記で複数当てはまることがある方は、太る素質がありありです。
逆に標準体重以下の方は、当てはまる内容が少ないのではないでしょうか?
ちなみに肥満だった私が今当てはまるのは、②の匂いにつられるぐらいです。
では、なぜこの6つの内容が太ることにつながるのか、個別に解説していきます。
① 何を食べたかなんて覚えていない
太っている方が十中八九当てはまるのが「何を食べたかなんて覚えていない」。
だからこその発する言葉。
細かくどれぐらい食べた、飲んだを覚えておく必要はないですが、その日のことさえも思い出せない…。
自分がどの程度口にしているのか分からないのは、太るのは当然と言えます。
またダイエットをするのにも、現在どれくらい飲んで食べているか分からないと、やるべき内容も決められません。
いきなり食事制限をするというのではなく、現在の状況をあなた自身で現在の状況を認知することが必要です。
そういった面で食べた物を記録する、レコーディングダイエットをすることを強くオススメします。
② 時間や匂いにすぐつられる
誰もに影響はありますが、太っている方ほど強くなるのが「時間や匂いにすぐつられる」。
具体的にはどういうことなのか言えば、2種類の食欲が関係してきます。
- 代謝性食欲:お腹が空いたから起こる
- 認知性食欲:時間、匂いや見たことで起こる
代謝性食欲は、私たちが生きているからこそ絶対的に必要な食食。
これは食べることでしか解消できません。
対して認知性食欲は、時間、匂いや見たからこそ起こる食欲。
体が必要としていない時でも、「食べたい!」という食食が湧いてしまいます。
太っている方は、この後者の認知性食欲を抑えることがなかなかできません。
必要ない時に食べ、しかも食べたことを忘れてしまうのですから、太るのは必然です。
③ 食べられるなら食べるしか選択肢がない
私たちが食べ物を口にする際は、「食べる、食べないの選択肢」があります。
ですが、太っている方と言えば、食べられるのに食べないというはありえない!
これはお腹が空いている、いない関係なくです。
- バイキングはお腹の限界値まで
- お皿に食べ残しなんて許せない
- 甘い物は完全に別腹
本来必要のない分まで食べてしまうのですから、太るのは必然。
「腹八分目って何?」の状態は常に行うのは、完全なる食べ過ぎ。
1日2日のたまにではなく、常にの行動になるというのも問題です。
④ 常にすぐに食べられるものを常備
太っている方は高確率で、自宅、外出時関わらず「常にすぐに食べられるものを常備」。
普段使用しているバックや、学校や会社の引き出し、自宅でも同様です。
食べ物を備蓄すること自体は問題ないのですが、気にするべきはその内容。
- スナック菓子 (飴、チョコ含む)
- 手間なく食べられる物
とにかく食べやすい物を、数多く保持している状態。
そこに山があるからと同様、手が届く場所にすぐ口に出来る物があれば、食べてしまうのは必然です。
同じ備蓄をするのであれば、食べるまでの工程が多くあるのもがベターです。
⑤ 突然思いついたように急激な食事制限や運動をする
太った方がよくするのが「突然思いついたようにする急激な食事制限や運動」。
多くの太っている方は、肥満であるという認識はあるもの。
かつ、当然のように太りたくて太っているわけではありません。
だからこそ、突然思いついたように急激なダイエットを行ってしまいます。
- 1日も早く痩せたい
- 痩せるには頑張りが必要と思っている
少し勘違いをしている部分もあり、頑張り過ぎて活動限界値を越えてしまうんです。
その時しかできない、二度とやりたくないレベルを行えば心が折れるのは当然のこと。
継続こそが成功の鍵となるダイエットにおいて、限界値を超えるのはムダそのものです。
⑥ 運動をするのは基本的に嫌い
肥満で太めの方の多くが「運動をするのは基本的に嫌い」。
その上で食べるのは大好きで控えることができないというのは、太って当然です。
多くの方が知っての通り、ダイエットにはシンプルな大原則があります。
消費カロリーを上げるには、運動をして活動代謝を増やす必要があるんです。
その上で食べるのが何よりも好きな人が、食事制限をするのはかなり困難なもの。
また、太っている方は根本的に体脂肪率が多く、基礎代謝も体の重さに対して低め。
運動をしなければ、痩せらることの実現は圧倒的に難しくなります。
筋肉量を増やすというのが、今の体型から卒業するために必須です。
他の人よりも太りやすい あとがき
私や僕は「他の人よりも太りやすい」。
実際にはそんなことは基本的ありえなく、それが正常な状態。
消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多いからこその、単純性肥満でした。
確かにテレビの大食い王選手権に出る方などは、基本的に細身が多いです。
その理由は、食べた物の殆どを体に吸収せず、排便してしまうからこそ、太らないということ。
こんな特別な体の仕組みを持っている方と、比較しても全くもって意味はありません。
- 必要以上に飲み食いする場合が多い:太る
- 平均するとバランスが取れている:現体重をキープ
- 消費カが継続して摂取よりも多い:痩せる
これが普通の私たちの体型を作る現実です。
じゃ、「特別な腸や胃を持っていなくても、太っていないや痩せてない人はどうなの?」
少なくとも、今記事で扱ったような太っている方の特徴をそのまましている方はまずいません。
自然と行えている方もいれば、人知れず頑張って行っているからこその結果です。
なんてことはまずしていませんので、注意が必要です。
特に頑張って太らないようしている方は、その行動を私や僕はしているなんて言いません。
いくらやっていても、そんなアピールをしないのは美学でもあります。
ですから、私や僕は「他の人よりも太りやすい」というのは、被害妄想であり、勘違いです。
以上が『私や僕は他の人よりも太りやすいのはなぜ? いえ、それが正常です』でした。